爆笑!傑作!

ものすごいアクションシーンを観ると爆笑してしまう、ということがたまにある。新宿武蔵野館で『コネクテッド』を観て、久しぶりにそんなことを経験してしまった。『セルラー』のリメイク、ということなんだけど、オリジナルよりはるかに面白い。いや『セルラー』も面白いんだけど、キャラクターや最後の対決など、こっちのほうが練られている。アクションにしても、職人たちの本気がビシビシ伝わってくる。タイトルが出る前の、ヒロインの車が追突される場面! 横位置で運転席のヒロインを映していて、運転する様を見せているだけ……と思ったら、不意に画面の奥に伸びる横道から手前に突進する車が現れて次の瞬間ヒロインの車の横腹に激突! それをワンカットで見せる。すごい……。ここでがっちりつかまれる。これだけ本気のカット見せて、このあとぐだぐだってことないよね、と期待。で、その期待以上のことがつるべうち。前半の見せ場のカーチェイスで、俺は後ろの人に怒られるんじゃないかと心配するほど体を震わせて爆笑してしまった。後半の山の斜面でのアクションも素晴らしい。あの引き画! 『エレクション』にもなかったっけ、ああいう「うわ、この撮影、やばいんじゃないの……」と絶句するような引き画。ラスト、俺は心の底から主人公たちの結末に対して「よかった……」とバカみたいな感想を持ってしまったのだった。
今日の夕飯は手抜き。でもちょっと発見。アサリをバターと酒で蒸して、軽く醤油で味つけ。食べ終わった後、その汁を水に足してご飯を炊いてみた。んまい!
今日のフーパーは『キャベツ男の微笑み』。昔、地上波で放送されたもの。いつだっけ……と思ってたら、小泉今日子が出てるビールの宣伝で「バルセロナオリンピック」の文字が。ということは1992年か。17年前の金曜ロードショー。『世にも不思議なアメージングストーリー』の中の一編。原作がリチャード・マシスン。『ダンス・オブ・ザ・デッド』もそうだね。主役のディック・シーンのキャラクターが『ダンス〜』のロバート・イングランドに通じるものがある気がするけど、原作での共通点なのかな。タイトルにもなっているキャベツ男……というか宇宙人を演じているのは、アル・ヤンコビック。せっかく地球に抗議しに来たのに、コケにされて帰ってしまう。そもそもあまり怖がられていないし。徹底して宇宙人に対する悪意に満ちている。宇宙つながりで、明日は『TAKEN』でも観てみるか。
まさかソフト化なんてされてないよな、と思いながら検索してみたら……あった。というか、ついこないだ発売されたばかりだ。すごいタイミングだな。でもいまは買えない。今日も大量にDVDを処分して、3万円ゲットして安堵したところだから。