爆音映画祭

昨日は徹夜でシノプシス書き。6時くらいに限界が来たので仮眠をとって、午前中に続きを書いて、午後紀尾井町で打ち合わせ。方向性が見えてきたので、前向きな気持ちで次の直しの約束。
四谷駅そばのグラウンドを見下ろす公園で少し写真を撮る。毛虫の動画を撮っていたら、おそらく上智の留学生らしき白人男性に「イッツ・デンジャラス・フォー・ユー」と親切に声をかけられた。

夕方小腹が減ったので大松庵でざるそば。一度帰宅してメールのチェックしたり、本を読んだりしているうちにうたた寝
起きて、吉祥寺へ。バウスシアターで爆音映画祭青山真治監督の『こおろぎ』。青山さんの映画って、わからないところがないよな、といつも思う。青山さんの映画は、とても「通俗的」だ。あまりに通俗的過ぎてそれはどうなのか?という照れ。でもやっていいんだよ!という強引さ。その振幅が楽しい。青山さんの通俗さって、たとえばカーペンターの『光る眼』に近い感じなんだよな(カーペンターにはもちろん照れはないけど)。前半の山崎努の仕草を見て、「ああ、猟銃が出てくるだろうな」と思ってそれをじっと待っていたら、後半やっぱり出てきた。というかそれがわかるように撮ってるよね。そしてラスト近くの海から出てくるあれ。ああいうところに、通俗に対する覚悟と照れが同時に現れて、ほほえましくなってしまう。途中での「靴」へのパンアップと言い、吹き出しそうになってしまった。爆音映画祭にふさわしい音のはったりも楽しい映画だった(山のカットが重なる場面、笑った)。
上映後、会場でばったり会ったSさんとミルチでカレーを食った。