児童虐待映画二本立て

DVDで『闇の子供たち』と『THE GIRL NEXT DOOR』を観る。『ガルネク』、ひどい映画だなぁ(褒め言葉)。原作はもちろんジャック・ケッチャムの『隣の家の少女』。いかれたおばさんが継子を虐待、近所の子供たちもなんとなくそれに参加して、凄惨な拷問へと発展していく素敵な小説。読むだけでも嫌な気持ちになるんだけど、それをわざわざ映画にしちゃう人がいるんだから、みんな好きだよね。で、やっぱり映像の強さってあると思う。ヒロイン(まあ、正直あまり可愛くないんだけど……そこが妙にリアル)が全裸にされて、その裸体が近所の子供たちの視線にさらされる場面、当然だけどきちんと全員がフレームに入っている。どんなに撮影にあたって教育的配慮があったにせよ、なにかを感じたんだろうな……と想像してしまう。拷問するカットは、多少の配慮があるにせよ、子役たちは自分がいまなにをしているのか説明されているだろう。こういう見方はひねくれてると思うけど、観ていてドキドキしてしまうのは仕方がない。実写の強みはそういうところにあると思う。もうすぐ日本でも公開されるらしいので、是非スクリーンで体験してみようと思った。