楽しい撮影

やっぱり撮影現場が好き。生徒と一緒の実習だろうと。楽しみすぎて4時半に起きてしまった。家出るまで時間があったのでDVDで好きな映画を観る。
朝は寒かったけど、昼間はポカポカとした陽気に恵まれた。戸山公園で撮影してたんだけど、ちょうど現場のそばを陸上選手たちが練習をしていて、興味深そうに声をかけてきた。北京五輪の選抜選手もその中にいたらしい。「知り合いが××って制作会社にいるんですよ」「『情熱大陸』で取材されて以来スタッフさんと飲みに行ったりするんですよ」としきりに喋りかけてくるランナーの人は、俺が「学校の実習なんですよ」と言ったら、俺のことも映画学校の生徒だと思ったらしく、「頑張って大物になってくださいよ!」と応援してくれた。頑張ります。
休日の公園での撮影、もっといろいろトラブルがあるかと思っていたけど、なにもなかった。朝、テストをしていたときに近くでチェーンソー作業が始まったときは、「アフレコか」とも思ったけど、本番が始まるころには終わっていた。ランナーの人たちも親切だったし、子供たちが集まることもなかった。
戸山公園での撮影が終わってから、西大井へ移動して、廃校になった建物を改造した集会所で別のシーンの撮影。こちらは、「生徒たちが話し合いをしている場の記録ビデオ」という設定で、鏡越しに部屋のあちこちが映るので、テストを何回か繰り返して、本番のときには俺は柱の陰に隠れていた。ズームやパンのタイミングも、出演者兼スタッフである生徒に任せ、撮影後プレビューを観てオッケーを出す、というやり方。まあ、ここの芝居も、何度もリハーサルをしていたので、問題なくうまくできた。