原稿書き

もうすぐ締切の原稿と格闘。題材に対して切り口が色々と見つかって、逆に悩む。
久々に『さくらの唄』を読み返して、自分の思春期の感覚を思い出してしまった。根本敬の「でもやるんだよ」を、いまは結構定番のセリフとしてみんな使ってるけど、俺の場合だと、『さくらの唄』で主人公が抱く「夢への諦念」みたいのを前提に口にしてたなぁ。いまでもそうか。こんな凡人である自分が夢を持つなんておこがましい、みたいな。でもそれを認めるところからしかスタートできないってことね。そして僕は凡人なので才能豊かな友人や後輩に対してはどす黒い嫉妬の感情ばかりを持ってしまうのです。幸せになりたいなぁ。
田園に死す』と『書を捨てよ町へ出よう』『さらば箱舟』をDVDで。『田園に死す』を観たのは15年ぶりくらいか。雛壇が川を流れてくるところ、学生のとき爆笑したな。でもいい映画だ。
昼飯を食うついでに散歩に行ったら、ナナフシを発見。小学生の子ども連れのお母さんに「カマキリ?」と聞かれたので、「ナナフシですよ」と丁寧に説明する俺はいい人だと思わない?